2011年9月3日土曜日

いつもカスる台風

このカエルシリーズも作って長い。
これはある会社の社長さんに頼まれて作ったもので
6匹のカエル=客を迎える=商売繁盛
というわけでカエルちゃんが6匹桜の木の上で遊んでいる。
・・・それにしても・・・あの社長さんの連絡先を失くしてしまったかもしれない・・・
でもこれにも原人なりの対策がある。
「念じる」のだ(笑)
いやいや・本当の話。
私はこの方法で何度も成功している。
これは魔法のようだけどきっと誰だって出来るのでお試しあれ!
コツは「像を想い浮かべて念じる」事かな?
木の洞で驚くケロドトス君
両脇にいる子はその子分で彩色の途中です。
釉薬の作業中は作品棚もめちゃくちゃに散らかってしまう。
雑に扱うと作品同士がぶつかって細かい細工が折れてしまう事もあるので要注意なのだ
そんなこんなで大型台風が来る!と
噂を耳にしたので庭の飛びそうなモノを仕舞って
トキドキ空を見上げながら作業を進めるが 
どうやら葉山は台風来ない感じにちょっと寂しさがよぎる。

激しい雨とか雪は大好きで 窓越しに天変地異外を感じるのも悪くない。
でも最近の日本は天災が多いのでちょっと心配・

上の階にいって海を見ると白波高し。
ここに立つといつも 捕鯨船の船長になった気分になる。

海ではワラサがシーズンだ。
今年こそブリサイズを釣り上げたいなあ。。

明後日には点火できるますように。。。

2011年9月2日金曜日

日本製品への想い

この子は失敗作と思っていたが見ているうちに
お気に入りの一人になってしまいました。
やっと箱からルンバ君を出してチャージ
そんなこんなで今日は仕事の前に
随分前に買って放置してあったルンバなるモノの箱を開けて充電する。

先日母親の誕生日に東京の妹がプレゼントしたのを見ていて欲しくなって取り寄せたのだ。
充電してオンにすると・・
おお~~

ブラボ!

この子は黙々と働いて
家中の細かいホコリを綺麗に吸いとって
自分でヨレヨレと充電器に乗ってくれる。

何故に日本企業製品ではないのか。。。と多少ガッカリしつつも
この子を大いに気に入る。

屋根裏行きを免れた家電製品は酷使される運命にあるが
この子はいったい何年働いてくれるのかな?

暫くは人に上げるプレゼントに悩まなくて済むのも嬉しい。

以前 南米ホンジュラスに住む知人に日本製の壁掛けカラクリ時計をプレゼントしたが
電波時計だったので針がグルグル回り続けて
使い物にならなかったと後で知った。

このルンバなら何処の国の人でも
貰って嬉しいはず!

今年のクリスマスプレゼントは
これにしようかな。。。
ううん。。でもな。
日本製じゃなければ余り日本から海外に送る意味がないか。。。と思いとどまる。

ウォークマンやその他のフラッグシップが他国製品にとって変わられてしまった中、
唯一残った感じの日本製コンパクトカメラの新製品が一番バリューが高いかもしれない。

イタリア船内のショップで旧型の日本製コンパクトカメラがとても高価な値段で
ガラスケースに飾ってあったっけ・・・

このカメラの領域だけは世界独走を守って欲しいな。。。と思う今日この頃でした。

海外に行ったときに つい日本製シェア率チェックをしてしまう人はこの指とまれ♪

2011年9月1日木曜日

生きてこそなのだ

健診の後に供されたカラダにいいお食事
昨日から食事を抜いていたので 本音を言うとこれをパスして
大船の寿司やさんに飛び込みたいのを我慢しました
アトリエに戻って迎えてくれた人魚の姉妹
今回の窯に入る1つだけのケロちゃん。
そんなこんなで今日は検診で病院三昧。
お会計が終わると「はい お疲れ様」と美人職員さんがお弁当を出してくれた。

これぞ低カロリーの見本!
「あ・これを毎日食せば痩せて長生き出来るのね。。。」と日頃の暴飲暴食を反省する。

この2,3年は食べたいものを食べたいだけ・いつこの世が終わっても悔いの無いように。。
というコンセプトでいたので体重オーバーで先生に叱られた。

検診を3年もサボっていたので一年後の予約を入れて帰る。

穴という穴にカメラを入れ、汁という汁を採取し、各部位の組織を削りとられて
気分はもう「降参です。はいごめんなさい。」である。
ちっちゃなプライドもなんだか頑張ってきたことも健診のドクターや看護師の前では無意味と知る。

いつも通りに平和な街をヨレヨレっと抜けてアトリエに急ぐ。

土の薫りとボロい筆が出迎えてくれる。

良かった・私には粘土があって。。。と心の底から思う。

ここが私のゼロ地点。
外界でどんなに恥ずかしくても疎外感があってもここに帰ってくれば
みんな忘れてしまう。

健康にもう少し気をつけておばあさになっても土をこねが出来るように頑張ろう。
生きてこそ!なのだ


2011年8月31日水曜日

ムラノ島からの追っかけリーチ


ムラノ島から届いたガラスのイボガエル

皆同じ顔に見える?か?な?
エヘヘ・・作者から見るとこの子は「Jino」なのです。

今日も釉薬の仕事に没頭する。

えっ?いつも同じ人魚ばかり写して本当は作ってないんじゃないの?・・って?

いえいえ・私から見ると皆個性があって一人ずつ違う名前がついているほどなのですが・・・

そんなこんなでFEDEXの荷物が届く。
なんじゃこれ????・・・
!!!そっか!ガラスの赤いカエルね。
もうすっかり身体が日常に戻っていて旅の思い出は忘却ファイルに入っていたが
ムラノ島から自分の買った赤いイボガエルが届いたのだ。

「もし届いて壊れていたらすぐに連絡してね・すぐに青いカエルを送るから」とムラノ島のガラス工房のおじさんと約束したっけ・・・早く開けて確認しなきゃ・・・と思いつつ あまりに頑丈な梱包にめげて未開封のままクローゼットにもってゆく。

その中には世界中で買ったヘンテコが出番を待っている。 
額装を待っているどこかの島の油絵・中国の歴史的石脾の写し・きり絵・中東の刺繍のタペストリー・壺・偽物の石像・・・・etc

・・・・嗚呼・・またヘンテコな永久クローゼットコレクションを増やしてしまった・・
こえれをすべて開封して飾ると我家は一気にジャンクガレッジになる。
カエルはムラノにいたほうが幸せだったかもしれない。

今回立ち寄った国から順番に時間差でこの小包が届く計算になる・・
だとすると 次はサントリーニ島で買ってしまったあのダサイ油絵かもしれない・・・
自分の作っている作品はこのような運命をたどらないように祈るばかりである。


2011年8月29日月曜日

浮気の後の気まずさ

今日は長年通いなれた歯医者さんを離れて近所に新しく出来た医院で治療を終えて粘土に向かう。
何も悪い事をした訳ではないのだが・・・・・

作業をしていても何だかチョッと後ろめたい。
今まで通っていた歯科医院は家から1時間もかかるし予約だって取りにくい・・
遠い場所にあるのだから仕方ない。。。でもなあ。。先生とは長い付き合いで
親も良く知っているしテニスも一緒にやったこともあるしなあ。。。

近所に出来た歯科医院はただ予約をいれて誰の紹介もなく飛び込みで行ったけれど
結果オーライである。キョーフの「保険外で治療しますか?」も聴かれることなく手際よく欠けた奥歯を治してくれた。

遠くの歯医者さんで移植したの奥歯は「日本で記録更新中」だそうで 通院するたびに先生が大きなカメラを持って撮影をして記録をとってファイルしているのだ。そういえば学会で発表すると云ってたっけなあ・・・・嗚呼 浮気してごめんなさい。

いわくの移植歯の調子が悪くなった時だけ
その歯医者さんに行くことにするとして。。。

。。でもな。。アーンして見た時に歯医者さんって患者がヨソで浮気したのわかるのかな?



ま・いっか・そんなこと(笑)

2011年8月28日日曜日

雑雑の日曜日

四谷三丁目付近のうなぎ屋さん 繁盛してました。有名なのかな?
週刊誌ってこのざらざらの紙特有の温かみがいいんだなあ・・
どうぞ未来永劫に週刊誌が存続しますように・・・
そんなこんなで今日は四谷三丁目の家に用事があって葉山の山奥から遥々出張る。

田舎者にとって上京はチョッとした遠足気分である。
家を出て2時間。芸大卒の素敵な建築家のご夫婦と会って用事をすませた後に
連れだって近所の鰻屋さんに行く。このお店はいつもチラチラと気になっていたお店だが
なかなか上品なウナギで美味しかった。

若い人に御馳走するのも最近は
「今まで自分が奢ってもらった事の恩返し」という気もあって幸せな気持ちになれる。

お二人と別れて新宿吉本ルミネにも立ち寄ってアハハと笑う。
以前は上京の折りには落語の末廣亭に立ち寄る事が多かったが最近はもっぱら若手芸人に笑わせてもらっている。笑いに感想とかなにもない。亡くなったおじいちゃんと同様、ただただ笑わせてもらってすっきりとして新宿ラインに飛び乗る。

帰りの電車に乗りこむときはいつも決まった雑誌を二冊買って席に座る。
そして美人車掌さんから冷たい飲み物を買う。
ヨーロッパの無愛想なサービスに比べて日本人乗務員さんの親切なことよ!
ビール1本でも優しく微笑んで手渡ししてくれるではないか。
チップのストレスもなくて本当に心地いい。最近のヨーロッパではチップをあげないと露骨に文句を言ってきたりでガクウウとすることが多い。

今までは「日本人代表」という気構えがあってチップを大目にあげたりで気を使っていたが 
各国で遭遇する多くの中国人観光客がチップを笑って踏み倒してゆく逞しさを目の当たりにして
もう私一人が日本人代表としてチップに気を使うことを止める事にした。

アジア人代表でその穴を埋めるにはあまりにも非力である。
今世界は 日本人・中国人・香港人・ベトナム人・とアジア各国からの観光客が増えていて
ヨーロッパの人から見ると皆同じでごちゃまぜになっている。
せっかくマナーの良さで認知されていた日本人がもうごっちゃ混ぜにされていた現場を見てしまったからね(笑) 
今後はもうアジア人観光客として外国に行くことにしました。設定は「どこかの国の日系人3世です」・・・ま・どっちでもいいか・

そんな地上の変化を知ると「長く生きているなあ・・」とふと思うのです。

そんなわけで毎度日本のきめ細かいサービスに感動する人魚屋なのでした。

明日からまた粘土の日々に戻りマス。