今日は川崎から来てくれた親友と一緒に窯出しをした幸せな一日でした。
彼女のクリニックにも人魚がもらわれていったたので「多くの患者さんが微笑んでくれたら嬉しいな」と喜びあふれる一日でした。
人の目からみると「売るでもなく・教えるでもなく・個展を開くでもなく・
いったいあの人は何をやっているの?」と思われがちだが
それでいいのである。
人はそれぞれ欲しいものにベクトルを向けて生きているのだが
「お金・名誉・人・・」・・どれもあまり欲しくないので
それに向けて積極的にやっていないただの怠け者なのであります。
・・・じゃあ・何が欲しいの?
ハイ。粘土な日々です。
毎日「今日が人生最後の一日」という設定で組み立てるので
つい 「後悔のないように・・」と粘土ばかりいじっているのです。
そんな中でタンポポの種が飛ぶように自然現象として川崎にワールドが広がったことが
単純に嬉しいのです。ハイ。
ここまで書いて先日の草食系若者の謎が解けたのです。
つい先日、やっとこさ就職を決めた若者に
「よくがんばったね。お祝いしてあげるから カウンター@ミシュランのお寿司を食べに行こう」と
誘ったのであるが 反応がイマイチなので
「遠慮しなくていいよ。男は本物を知らないとね」
とか言ってもピンとしない顔しているのである。
「・・っていうか 人がにぎった寿司っていうのが なんとなく気持ち悪いんだよね。」
「??」
「それに カウンターで話しかけられるのも面倒くさいというか ・・回転ずしで大トロとか
思いっきり食べたらそれがいいんだよね。」
どうしでも回転すしがいいというのでOKすると
スマホであっという間に調べて三浦半島にある評判のいいお店に出掛けたのだが
そこだって人が握っているのに・・?と聞くと
「回転ずしは人が握っている感じがしなくていいんだよね。」
今の若者は高いものを食べると「これで牛丼が何杯食べられるか」という基準が働いてしまうらしく
「無駄に高いものはモッタイナイし欲しくない」という事がよくわかった。
予算が余ったので何か記念に買ってあげる・・
といったら案の定 「今、欲しいもの無いんだよね。」
「時計は?」「スマホがあるからいらないし腕が重たいのも嫌なんだよね」
「手帳は?」「それも邪魔・スマホの中にある」
・・・それではモンブランのペンにしよう!といってデパートに入ったが
試し書きをして
「ペン先が太すぎて書きにくいし、かさ張るからいらない」
と言われて撃沈したのである。
そういえば彼の字は糸のように細くミミズのようだ。
あれはいまどきの細いほそ~~いペン先のなせる技だったのだ。
・・結局 スイカを満タンにしてあげて別れたのだが・・
釈然としない。
昭和VS平成。バブルを知っている世代と「欲しくない世代」
物が売れないという事がよくわかった一日でした。
よっぽど今どきの男の子のほうが悟っている事に感心してヨレヨレと御帰還したのだが
あの若さで「本当に欲しいもの」をもう知っていることをスゴイと思う。
私なんて何十年もかけて散々無駄使いを繰り返しすってんころりんの挙句に
ようやく「欲しいものだけ手に入れよう」と気付き歩み出したのに・・
あの年でもうさっぱりと「持たない」人生を歩みはじめた草食君に
「えらいぞ!がんばれ青年!」とエールを送るのでありました。
川崎のワールドはまた後でアップしますのでお楽しみに!
現在のキネジコワールド展開場所・
神奈川県 栄区のクリニック
川崎のクリニック
この2か所です。 来年はもう少し積極的に展開していきたいと思っています。
どうぞよろしいくお願いします♪