2011年9月16日金曜日

ケロドトス三人衆が「焼いてケロケロ」って言うからね・

うわさの三人衆
仕事中ケロケロとさえずっていました♪
これが黄瀬戸という釉薬。
愛用のジェットエンジンでブ~ンと撹拌する。
綺麗に発色しますように・・・
今日の作品紹介
「夏休みシリーズ」のデミタスカップ
このカップの裏側には男の子が素潜りしています。
このあと金彩色をほどこして賑やかにします。














そんなこんなで今日は点火しようとしたが、窯の中はまだ余裕がある・・。

!そうだ!前のアトリエから持ってきたあの子達も彩色する事にしよう・と思い立ち
引っ越し荷物から3人衆をガサガサして探し出す。

「やっと出してくれたケロ」と
言う子達を見て エヘヘとごまかしつつ
釉薬バケツも荷物の山から引きずり出す。

ふう。
それにしても暑いなあ。。。

ケロ用の黄瀬戸釉薬、ちゃんと綺麗に黄色く
発色してくれたらいいのにな.。。
いつも作者の庭で遊んでいるこの子たちには
厳しくあたっている
台風がきても「持ちこたえなさい」と放置されているのに
一度も壊れたことがない。
かえって大切に仕舞われる子のほうが
ぶつかったり落としたりして短命の傾向ありですな
と願いをこめて攪拌する。

沢山いたケロドトス達よ
貰われていった先、
盗られた先
買われて行った先
いずれの空は同じ空のしたですよ♪
幸せにおりますか?

などと独り言をいってしまったりしながら
ハレヒリホレ~~
変?。。嗚呼
暑いのだ・・脳が沸騰するぜ
秋よ!まってるぜ~~

残暑のせいです・・

2011年9月15日木曜日

髑髏城の7人

青山劇場前のこの彫刻はなんだか好きだなあ・
今日の作品紹介
灯台ランプ・インテリア
電球が熱くなりますが
陶器なので火災の心配がありません。
作者愛用の作品
やっぱり 白熱球は暖かい光がいいんだなあ~~

そんなこんなで
今日はいざ青山劇場!
本音は「あまりの残暑に気が進まない・止めようかな・・?」だったが
結論から言うと「行ってよかった!」
楽しかったなあ♪


演目は劇団☆新感線の「髑髏城の7人」
キャスト・小栗旬・森山未来・早乙女太一・小池栄子・勝池涼・
・・その他若い俳優や女優


私は演歌・コンサート・ミュージカル・オペラ・劇・歌舞伎・コント・大衆演芸・バレエ・・

などジャンルをこえて 乱読ならぬ乱観劇をしているが
たまに「大当たり」が出ると
「ショーのロシアンルーレット」のようで楽しい。





今までのベスト5
1位 劇団☆新感線「五右衛門ロック」
2位 三輪明宏の 「毛皮のマリー」
3位 南アフリカのミュージカル「ウゴジャ」
4位 米倉涼子の「風と共に去りぬ」
・・・今日の劇が5位かな?


残念!だった劇も数知れないが
そんな時は劇の途中、暗がりで目を凝らして周囲を見渡すと
寝入っている人が多い。


帰りは一路 荒木町へ。一周してみてやっぱり
いつもの店に入ってしまう。



先日健診で叱られたのでもっぱら「焼き人」に徹する





この通りは先斗町とまでは行かないがなんだかそぞろ歩きが楽しくて裏小路が楽しい。
しばらく来ないうちに色々なお店が入れ替わっていて
また探検するお店の目星をつけて御帰還。


荒木町・おススメの町です。



明日は点火。
早起きしてばんがろう

2011年9月13日火曜日

残暑ざんしょと !VIVA!親友との再会♪

作品の仕上げはいつもこのウミガメちゃんたち。
・・・・・・・この仕事はちょっと根気がいるのでいつも最後になってしまうのだ。
しかしこれを窯にいれなければ作品が仕上がらない。
実は前回の人魚さんも「・・気が乗らない」という作者の我ままでウミガメ無しの
寂しい作品に仕上がってしまったので今回は必ず焼くからね・・・・
と言いつつ 週末をまたいでしまいましたねえ~・・
上の素焼きのウミガメちゃん達に彩色して釉薬をかけて・・
とようやく窯に入れられる子たち。こう書くと簡単のようだが
この呑気なキネジコがめげるほどの細かい作業でしたしたした!
・・・・ふう(笑)
このカップはケロケロ大好き!な作者愛用の品です。

作り方→黒い粘土をマヨネーズのように溶かして
ニョロニョロ・・と生粘土のカップに絵付けをして
素焼きをします。
盛り上がった絵(土手のようになっているので)
の中にカラー釉薬を施して焼成して出来上がりです。

・・・この筆立てはシンプルな真っ白に仕上げる予定だったのだが・・
どうしても辛抱たまらなくなってまたやってもうたのだ。
出前左の誰の目にも触れさせたくない禁断の絵付けをしてしもた。

嗚呼・・・この悪しき癖!!
シンプル イズ ベスト
と人は言うが・・・あのぉ・・ちょっと・・
聞いてもらえますぅ・・?
カラフルなものの影にはこのような膨大な彩色用の材料があってそれはそれで結構大変なことがあるのですが・・
とはいっても好きでやっているのだから
困ったものですね!



そんなこんなで楽しい週末を終えて
現場に戻って来たキネジコです。

え?何がそんなに楽しかったのかって?

えへへ・ 10年くらい音沙汰なしだった親友と再会して変わらぬ愛を確認出来たので
うれひいのでしたよ。ハイ。
恐るおそる連絡してみると
「来週 鎌倉に行く用事があるから会おう」と言ってくれたのら。
陶芸で山に籠っていて ず~~~っと浮世と離れていたので
気が付くと友も知人も消えてなくなっていた。

やあやあ!とハグして不義理もみんな飛び越えてあっという間に時間が戻る。
彼女はこの世に残った たった一人の仲良し♪

う~ん・神様ありがとう!

人生の折り返し地点に立って
後半の人生は「自分にとって大切なものだけ」をもってゆきたいな・・と
感じていたので本当にうれしい。

何十年先にシミだらけのおばあさんになった頃に
「二人で世界旅行しよう」と約束したので
内心「貯金に励まなければ・・」と心に誓いを立てたのでした(汗)
彼女は稼ぎがケタ違いなので スイートに二人で滞在するには
本気で貯めなければならないのら。


いつも「その日、その瞬間をMAXに生きる」がキネジコのモットーだが
ものすごく先にもひとつイベントを設定するのも悪くないな・・

そういえば近くばかりをみつめて根を詰めた作業中に
遠くの山の尾根を見ると 心がトンビになって ヒュルヒュルと時空を
かけめぐって酔ってしまうことがあるが
なんだかそれに似ているかな?ってね。

ひゅるるる~♪