黒く見えるブタちゃんのおパンツは 800度で焼くと黄金に光り輝くのであるぞ。 |
仲良しのカエルデートの二人にも 黄金のおパンツをはかせてあげたのだ ついでに虫取り網も黄金に染めたのだ。 三日月は足が生えていないから 何も穿かせてあげられなかったけれど 金の星を書き足してあげましたとさ |
この佐島のタコさんは いったいどんなおパンツを穿かせてあげればよいのか・・・ タコの股が多すぎてわからないのら。 思い悩んだ挙句に頭の上に 黄金の「??」を描き足し 「おパンツナシ」の判定を下して ジャンジャン♪ |
このダイビングをしているおねえさんは 金髪のところに金液を施してあげました。 なんと隣のブタさんは赤いおパンツをはいていたので 上から金のおパンツに塗り替えてあげました。 |
このお馬さんは「僕は何も穿かせないで」というので 流れ雲に金を入れてみました。 隣のやんちゃなお姫様には小さな冠を乗せてあげました。 |
このおさるさんは金縁の眼鏡をかけてあげました。 そして安心させておいて いきなり黄金のパンツをはかせました。 そのあとなんだかずっと文句を言っていましたよ。 なぜって?黒い体に黒い金液で書いても何も見えないからです。 「勘でおパンツを描く 一代賭け」でした(笑) にじんでいるかもね?! 見えにくいけれど後の漁師の網も金に染めました。 「金の網の漁師」ってなんだかいいなあ~~ 欲張りなのかな? |
You are what you make
これを訳すると
「あなたの作ったものはそのまんまあなたを映しています。」
これは私が作った陶芸での座右の銘である。
・・・・・この数日 キネジコはブタやカエルに黄金のパンツを穿かせる事に人生の時間を費やしていた。
高価な金液を取り寄せてその瓶がカラになるまで延々と「黄金のおパンツ」を上絵付けしていたのだ。
世界中が求めている貴重なAuを私は人生の貴重な時間を使っておパンツに変えていた。
やれやれである。
独学で陶芸を始めた頃は毎週のように上野の美術館に通って「美とは?」「陶芸とは?」「私の使命・宿命は?」などと真剣に哲学して自問自答の迷路の森を彷徨ったものである。
そして有名な壺や茶碗を模倣して練習をしたり縦と横の長さの黄金比率のタイル・・などを作ってそれなりに真面目に取り組んでいた。
しかしついにある日「そんなのつまんねえ」という心の底深くからマグマが噴火して
「まんまでいいじゃねえか」と開き直って
「思ったままの・まんまその作りたいもの・自分が手にしたいもの」を作るようにした。
それがこれなのだから仕方ない。
大した事ないな。自分。
と自嘲しながらも 楽しく筆を走らせる秋の空なのでした。
さあ、綺麗に発色してくれるかな?